CONTENTS people#1 佐伯日菜子 奥大介ファミリー

散歩には目的がないからいい

どこに行くか、何をするかを決めてからじゃないと行動できないなんてつまらない。
旅行じゃなくても遊園地じゃなくても、家族がいっしょにいて、
ボールひとつあれば、どこでも遊べるし、笑顔と笑い声さえあれば、
いつでも満ち足りた気持ちになれるものなんだ。

FELISSIMO CONTENTS(以下F.)ご家族で出かけることは?

佐伯さん(以下S.)そうですね。「さぁピクニックに行くぞ!」的なことはしないですね。でもお散歩にはよくいきますよ。

F.今日撮影した公園にはよく行かれるのですか?

S.はい、時々行きます。こどもと自転車の練習をしたりとか。

F.ご家族がそろった休日はどんなことをされていますか?

S.なにしてるんだろう? まったりしてます。(笑)こうして散歩したり、時には遊園地に行ったりもします。

F.今回撮影をお願いすることになって佐伯さんのHPを拝見しているうちに、「ファミリア-e」という活動に参加されていることを知ったのですが、何か経緯はあるのですか?

S. もともとエコにすごく興味があったのではなくて、こどもが生まれてから地球の環境について考えることが多くなったのと、今そういうテレビ番組がちょっと多 いな、とか、映画で「earth〔アース〕」が公開されたりとか、けっこう考える機会が多くなって。こどもと一緒に観ている映画でも、かわいくて楽しい映 画かな、と思ったら実は地球環境が裏テーマにあったりとか、そういうことに気づいたりすると、なんとなく、すごくなんとなくなんですけど、やっぱりこの子 たちが大きくなっていくのに、その土台というか、地球がちゃんとしていないとだめだろうなって感じるようになって。
あとは、お洋服がすごく好きなのに、でもこどもはどんどん大きくなるじゃないですか。
そうするとあっという間にもう、服がいっぱい余ってしまったんですね。で、その服をどうしようかなと思って。お下がりでお友だちにあげたりもするんですけ ど、それでは追いつかないほどいっぱいになってしまって。で、しばらく考えているときに、何気なくお友だちに、「お洋服とか海外に送りたいんだけど」って 言ったら、こういう活動があるよって教えてもらったんですね。そのときお洋服を送ったのはファミリア‐eさんではなかったんですが、そういうところから少 しずつそういう活動に参加するようになりましたね。

F.やっぱりお子さんがお生まれになってから気持ちのうえで大きな変化が?

S.ありましたね〜。

F.それまではそうでもなかったのですか?

S.全然!(笑) 180度変わりました。

F.奥さんもご一緒に活動されていますね。

S.はい、でも私の方が熱心かな。

F.できる範囲でという感じなのですね。ほかにも各分野で活躍されている方がたくさんいらっしゃって、影響力の大きい活動だと思いました。

S.そうですね。

F.ファミリア‐eの活動以外で、ふだん気をつけていることがありますか?

S. すごく簡単なことなんですけど、買い物にエコバッグは必ず持っていきます。スーパーの袋ってあっという間に増えちゃうじゃないですか。で、「あ、どんどん 家が狭くなる……」とか思って。フェリシモさんもフェアトレード商品扱っていますよね。すごくかわいいですよね。カゴとか買っちゃった。

F.ありがとうございます!フェリシモでお買い物されているんですか?

S.はい、大好きで、毎月注文してます。『haco.』   とか『iedit』とか、それに娘たちには『ano:ne』から。「エニーミニィ」の大ファンなんです。「ミルリル」も好きですけど。
役者仲間にもフェリシモのファンの方けっこういますよ。去年お仕事したときにも、「それフェリシモじゃない?」って話で盛り上がったんですよね。

F.ありがとうございます。うれしいです。ちょっとかたい質問になるのでどうしようかと思ってたんですけど、最後に、地球や社会がこれからこんなふうになったらいいなと思っていることってありますか?

S.んー、すごくむずかしいことですけど、世界的規模で見ると、やっぱりお腹がすいて死んじゃったりとか、学校に行けなくて裸足でゴミの山で働いてるよう なこどもがいなくなればいいなっていうのは思いますね。 あと、四季がなくなってしまうのは困りますね。ずっと雨が降らなかったりとか、暑すぎたりとか、昔にくらべて1ヵ月ぐらいずつ季節がずれてる感じがしま す。仲よしのお寿司屋さんがいるんですけど、地球の温暖化で海水の温度が変わると獲れなくなる魚とかあるんだよねって。おいしいお寿司を食べるためにも、 温暖化はいかんなと。

F.そうですね。おいしいお寿司が食べられなくなるとか、そういう身近なところから地球環境のことをみんなが考えられるようになったらいいですね。

(2008年3月17日)

撮 影をしたのは佐伯さん、奥さんファミリーの住まいから5分くらい離れた公園。そこにサッカーボールひとつ持っての「家族散歩」。昨年まで横浜マリノスで活 躍されていた奥さん。持ってきたボールを軽い感じで蹴るだけでも、やっぱりプロの脚さばき。そこに突入する可鈴ちゃんと萌奈ちゃん。「サッカー選手のお父 さんとボールで遊べるなんて、それだけで誰もが経験できるわけじゃない。しあわせだよなー」とつぶやくスタッフ。(確かに)舞台を中心に女優として活躍さ れている佐伯さんと、引退後、スポーツ指導や講演などをスタートされている奥さん。忙しい毎日を送る両親のもと、お子さんはとても明るく、見ている私たち まで笑顔になってしまう、そんな素敵な家族でした。

佐伯日菜子 奥大介ファミリー

佐伯 日菜子:1977年生まれ。女優。94年に映画『毎日が夏休み』で女優デビューし、数々の新人賞を受賞。その後、映画『静かな生活』『らせん』、テレビドラマ『アナザヘヴン eclips』『トリック』など数多くの作品に出演。国内だけでなくアジア各国でも国際的に活躍。2002年5月、当時・横浜FCの奥大介選手と結婚。第二子の出産直後より徐々に仕事を再開し、育児の傍らコラム連載や雑誌の取材、映画番組の司会などを務めてきたが、06年10月に行われた東京国際映画祭にも出品された『ハミングライフ』で映画本格復帰。女優としてのさらなる活躍が期待されている。
公式HP http://www.nifty.com/hinako/ 

奥 大介:1976年生まれ。元サッカー日本代表。ポジションはミッドフィルダー。横浜F・マリノス時代はチーム主将として2003年度のJリーグ完全優勝。2004年度のJリーグ年間優勝に貢献する。また個人としても、1998年・2003年・2004年度の「Jリーグベストイレブン」を受賞。Jリーグチャンピオンシップにおいては日本人最多出場を成し遂げた。講演会やサッカースクールフィートで後進の育成をスタートさせている。
http://www.sportconsulting.jp/ 

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